最近よく見かける「アイビスペイントは危険」「勝手に公開される」「ウイルスが出た」といった声。
人気の無料お絵かきアプリだけに、子どもに使わせて大丈夫か不安な保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アイビスペイントの本当の危険性や注意点、安全に使うための設定方法をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- アイビスペイントにウイルスや乗っ取りの危険があるのか
- 怖い広告や誤公開を防ぐための具体的な対策
- 模写・トレース投稿時の著作権リスクと注意点
- 子どもが安全に使うための設定方法と保護者の対策
- 有料版と無料版の違い、安全性を高める活用法
アイビスペイントの危険性・ウイルスや乗っ取りなど本当に怖いのか?
アイビスペイントは基本的に安全なアプリですが、広告の内容や設定ミスによって「危険」と感じるケースもあるため、使い方には注意が必要です。
よくある不安
- ウイルス感染の警告が出るが、実際は詐欺広告が原因
- アプリで乗っ取り被害が起きたという信頼性のある報告はない
- 無料版広告や外部リンクの誤タップに注意が必要
- 公開設定を誤るとイラストが意図せず公開されることがある
これらの不安要素について、順に詳しく解説します。
ウイルス感染や乗っ取りは本当に起こる?
アイビスペイント自体にウイルスは含まれておらず、公式ストアからダウンロードして使用する限り、ウイルス感染の心配はありません。
一部のユーザーが「ウイルス警告が出た」と報告していますが、これはアプリ内に表示される詐欺広告によるもので、実際にウイルスに感染した事例は確認されていません。
また、乗っ取りに関しても、信頼できる報告はなく、「他アプリとの干渉」「端末の不具合」が誤解の原因となっているケースが多いと考えられます。
アプリの不具合ではなく、外部広告の誤タップや非公式サイトからのダウンロードが原因となるため、安全性を重視するなら公式ストアのみを利用しましょう。
広告が怖い?不快な表示が出る理由と対策
無料版では広告が頻繁に表示され、不快な内容や不安を煽る文言が含まれることがあります。
「あなたのスマホはウイルスに感染しています」「今すぐチェックしないと危険」といった広告が表示されることがありますが、これらはクリックを誘う詐欺的な広告です。
子どもが使う場合には特に注意が必要で、誤タップによって外部サイトに誘導されたり、不適切なコンテンツが表示されることも。
安全性を高めたい場合は、以下の方法がおすすめです。
- 広告除去アドオンの購入(無料版専用)
- 有料プレミアム会員プランへの加入
- 保護者によるペアレンタルコントロール設定
これらを組み合わせることで、安心して使える環境を整えられます。
勝手に公開される?ギャラリー・SNS設定の落とし穴
「イラストが勝手に公開される」と心配する声もありますが、アイビスペイントではユーザーが明示的に設定しない限り自動公開されることはありません。
ただし、SNS連携やオンラインギャラリーへの投稿を許可したままにしておくと、意図せず外部に公開されることがあります。
特に初心者や子どもが使う場合、「保存=非公開」と思い込み、公開設定を確認せず投稿してしまうケースがあるため注意が必要です。
安全に使うためのチェックポイント
- 「マイギャラリー」投稿時に公開設定を毎回確認する
- SNS連携機能は使用しない、もしくはオフにしておく
- 家族や子どもとルールを決めて使う(例:親子で確認後に投稿)
こうした確認を習慣づけることで、プライバシーリスクを大幅に減らすことができます。
アイビスペイントはアプリ自体に明確な危険性があるわけではなく、使い方と設定に注意すれば安全に利用できるお絵描きアプリです。
アイビスペイント 注意点|模写や著作権など見落としがちな3つの落とし穴
アイビスペイントを使ううえで注意したいのは、著作権の誤解・アプリの動作不良・個人情報の取り扱いです。
知らずに使っていると、意図せずルール違反やトラブルにつながる可能性があります。
よくある注意点
- 模写やトレースは「投稿」すると違法になる場合がある
- フリーズや落ちるなどの不具合は端末環境に原因があることが多い
- 絵やファイルに個人情報が含まれていないか要確認
以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。
模写・トレースはNG?ルールを知らずに違反しているかも
アイビスペイントでは、模写やトレースそのものは練習目的であれば問題ありません。
しかし、それをSNSやギャラリーに投稿すると著作権侵害となるケースがあります。
特に有名なキャラクターや他人のイラストを真似して描いたものは、「自作発言」と見なされるリスクがあるため注意が必要です。
行為 | 問題の有無 | 備考 |
---|---|---|
自作のオリジナル作品 | 問題なし | 安全に投稿可能 |
練習用に模写(非公開) | 問題なし | 公開しない限り問題なし |
他人の絵を模写して投稿 | NG | 著作権違反と見なされる可能性大 |
AIイラストをなぞって投稿 | グレー | 利用条件や許可の確認が必要 |
投稿する前には「本当に自分が描いたオリジナルか?」を一度立ち止まって確認しましょう。
フリーズや強制終了はなぜ起こる?
「急にアプリが落ちた」「保存前に止まってしまった」などの声は少なくありません。
これらはアプリのバグではなく、スマホやタブレット側のスペック不足が原因であることが多いです。
主な原因としては次の3点が挙げられます。
- 使用している端末が古く、処理能力が足りない
- 他のアプリと併用していてメモリが不足している
- アプリやOSが最新バージョンでない
【対策の一例】
- 不要なアプリを終了してから起動する
- 端末の空き容量を増やす
- アプリをこまめにアップデートする
上記を実践することで、動作が重い・落ちるといった不満を大きく改善できます。
個人情報が作品から漏れてしまうケースも
イラスト内に個人情報が含まれていて、投稿したことで第三者に特定される危険もあります。
特に小学生〜高校生の利用者が多いため、注意が必要です。
【よくある例】
- 絵の中に名前・学校名・制服が描かれている
- ファイル名が「〇〇_自画像」など個人を特定できる内容
- 投稿時に連携したSNSアカウントから身元がバレる
【対策】
- 絵の中に名前や住所などを入れない
- 投稿前に必ず内容を確認する
- SNS連携をオフにする、または鍵アカウントで利用する
このように、個人情報に配慮しながら使えば、より安心して作品投稿が楽しめます。
アイビスペイント 安全性|保護者や初心者が安心して使うための3つのポイント
アイビスペイントは日本製の信頼性あるアプリですが、設定や使い方によって安全性は大きく左右されます。
とくに子どもが使う場合は、初期設定のままだと不安な点もあるため、事前にチェックしておきましょう。
安全に使うための基本ポイント
- アプリは日本企業製で、危険性は低い
- 無料版は広告表示あり。有料版なら非表示にできる
- 設定次第で公開・連携・制限が可能。保護者のサポートが大切
以下、それぞれを詳しく解説していきます。
日本製アプリだから安心?運営会社の情報をチェック
アイビスペイントは、「株式会社アイビス」という日本の企業が開発・提供しているアプリです。
一部では「中国製で危ないのでは?」という誤解も見られますが、これは無関係なアプリとの混同が原因です。
運営会社の基本情報:
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社アイビス(ibis inc.) |
所在地 | 愛知県名古屋市 |
創業 | 2000年 |
その他アプリ実績 | 写真加工アプリ、手書きメモツールなど |
また、プライバシーポリシーや利用規約も日本語で明示されており、情報管理の面でも信頼性が高いのが特徴です。
無料版と有料版の違いと、広告を消す具体的な方法
アイビスペイントには無料版と有料版があります。
機能に大きな違いはありませんが、広告の表示有無が最大の違いです。
項目 | 無料版 | 有料版(プレミアム) |
---|---|---|
利用料金 | 0円 | 月額約300円〜(税込) |
機能制限 | ほぼなし | 同じ |
広告の表示 | あり(不快な広告含む) | なし(すべて非表示) |
SNS連携設定 | 任意 | 任意 |
安全性を高めたい人や、子どもが使う場合は、有料版の導入や広告除去アドオンの購入が有効な選択肢です。
無料版では広告が頻繁に表示されますが、有料プランの利用やアドオン購入で非表示にできます。
【広告を消す具体的な方法】
方法 | やり方 | 効果 |
---|---|---|
有料版にアップグレードする | ホーム画面 →「設定」→「広告除去アドオン購入」 | すべての広告が非表示に |
月額プレミアム会員になる | ホーム画面 →「プレミアム会員登録」 | 広告非表示+追加機能 |
一時的にオフラインで使う | 機内モードやWi-Fiオフにして起動 | 一部広告が表示されなくなるが制限あり |
お子さまが誤タップしやすい環境では、アドオン購入が最も効果的です。
公開設定とSNS連携をオフにする具体的な手順
作品の公開範囲やSNS連携設定は、自分で明確に制御する必要があります。
初期設定では自動公開になることはありませんが、誤操作による意図しない公開は防いでおきたいところです。
【公開設定を非公開にする方法】
- ホーム画面で「マイギャラリー」をタップ
- 投稿したいイラストを選択
- 「公開範囲」または「非公開設定」を選び、「非公開」を選択して保存
【SNS連携をオフにする方法】
- アプリの「設定」→「SNSアカウント設定」を開く
- 連携済アカウント(例:X、Instagram)をオフにする
- 「自動投稿」を無効に設定しておくとより安心
子どもが使うときの追加対策
保護者の立場として、以下のような端末側の対策もおすすめです。
対策内容 | 方法 |
---|---|
アプリの使用時間制限 | GoogleファミリーリンクやiOSの「スクリーンタイム」で設定 |
広告・アプリ制限 | Androidの「保護者による使用制限」設定を有効にする |
勝手な課金防止 | アプリ内課金を無効に/PINコードでロック |
これらを併用することで、操作ミスや広告誤タップ、個人情報の流出を未然に防ぐことが可能です。
アイビスペイントは設定次第でとても安全に使えるアプリです。
初期設定のままでは不安が残るため、利用前に一通りのチェックと対策を済ませておくことが大切です。
アイビスペイント危険性は?まとめ
アイビスペイントは基本的に安全なアプリですが、広告の内容や設定ミスによって「危険」と感じる場面もあるため、正しい知識と使い方が重要です。
記事の振り返りポイント
- アプリ自体にウイルスや乗っ取りのリスクはない
- 怪しい広告の誤タップや、不適切な公開設定には注意が必要
- 模写やトレースは非公開ならOKだが、投稿は著作権に注意
- 動作不良の多くは端末やメモリ不足が原因
- 公開設定やSNS連携は、使用前に必ず確認しておく
- 子どもが使うなら、保護者によるサポート設定がおすすめ