中国の格安ECで今回もまた新たに発がん性や有害物質が注目されています。
『テム(Temu)』・『アリエクスプレス(AliExpress)』が注目を集めていましたが、今回は『シーイン(SHEIN)』も大きな注目を集めています。
有害物質が見つかった商品はどれなのでしょうか。
またリスクなど気になりますよね。
今回は、SHEIN発がん性どれ?スマホケースやアクセサリー・子供服など有害物質一覧まとめていきたいと思います!
この記事でわかること↓
SHEIN発がん性どれ?有害商品一覧まとめ
SHEIN発がん性アクセサリーのリスクは?
SHEIN発がん性の化粧品のリスクは?
SHEIN発がん性スマホケースのリスクは?
SHEIN発がん性子供服のリスクは?
SHEIN発がん性衣料品リスクは?
SHEIN発がん性ペット用品のリスクは?
SHEIN発がん性リストどれ?有害商品一覧まとめ
SHEIN発がん性どれなのか、有害商品を一覧リストにまとめました。
新情報追記
- 女性用靴
- 検出物質: フタル酸エステル
- 健康リスク: 生殖機能に悪影響を与え、不妊や早産を引き起こすリスク。
- 基準値超過: 229倍
- 検出日: 2024年8月14日
- 帽子
- 検出物質: ホルムアルデヒド
- 健康リスク: 目や鼻の刺激、呼吸器への影響。
- 基準値超過: 2倍
- 検出日: 2024年8月14日
- マニキュア
- 検出物質: ジオキサン、メタノール
- 健康リスク: ジオキサンは肝臓に有害で発がんリスクがあり、メタノールは中枢神経系に悪影響を与える可能性がある。
- 基準値超過: ジオキサン3.6倍、メタノール1.4倍
- 検出日: 2024年8月14日
- サンダル
- 検出物質: 鉛
- 健康リスク: 神経系に悪影響を与え、特に子供や妊婦に対するリスクが高い。
- 基準値超過: 11倍
- 検出日: 2024年8月14日
SHEIN発がん性リスト①女性用下着
- 製品
女性用パンツ - 検出物質
アリルアミン - 健康リスク
膀胱がんのリスクを高める。
皮膚から吸収される化学染料。 - 基準値超過
2.9倍 - 検出日
2024年7月11日
SHEIN発がん性リスト②子供服
- 製品
子供用衣類(靴・サンダルなど) - 検出物質
フタル酸エステル系可塑剤、ホルムアルデヒド - 健康リスク
内分泌攪乱作用、不妊症、早産、生殖機能への悪影響。
ホルムアルデヒドは呼吸器感作性、中枢神経系に影響。 - 基準値超過
428倍 - 検出日 2024年5月29日
SHEIN発がん性リスト③浮き輪
- 製品
子供用浮き輪 - 検出物質
フタル酸エステル系可塑剤 (DEHP) - 健康リスク
不妊を引き起こす生殖毒性、発がん性の可能性。 - 基準値超過
218.5倍 - 検出日
2024年8月2日
SHEIN発がん性リスト④ビーチボール
- 製品
玩具(ビーチボール) - 検出物質
フタル酸エステル系可塑剤 (DEHP) - 健康リスク
不妊を引き起こす生殖毒性、発がん性の可能性。 - 基準値超過
148倍 - 検出日
2024年8月2日
SHEIN発がん性リスト⑤子供用革製品
- 製品
子供用バッグ、ベルトなど - 検出物質
ホルムアルデヒド - 健康リスク
長期間の曝露で呼吸器や中枢神経系に影響、皮膚感作性。 - 検出日
2024年7月11日
SHEIN発がん性リスト⑥ネイル製品
- 製品
ネイルジェル - 検出物質
ジオキサン、ニッケル - 健康リスク
ジオキサンは肝臓に毒性、呼吸器に影響。
ニッケルはアレルギー性皮膚炎。 - 基準値超過
97.4倍 - 検出日
2024年5月28日
SHEIN発がん性リスト⑦化粧品(リップスティック、チーク、ファンデーション)
- 製品
化粧品 - 検出物質
黄色ブドウ球菌、ニッケル、ジオキサン - 健康リスク
発疹、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性。 - 検出日
2024年7月11日
SHEIN発がん性リスト⑧食品容器
- 製品
ホウロウ食品容器 - 検出物質
カドミウム、鉛 - 健康リスク
カドミウムは骨軟化症、腎臓損傷、肺がんのリスク。
鉛は神経系に影響、子供の知能発達遅延、妊婦の早産リスク。 - 基準値超過
97.4倍 - 検出日
2024年8月2日 - 製品
エナメル食器 - 検出物質
カドミウム、鉛 - 健康リスク
カドミウムは骨軟化症、腎臓損傷、肺がんのリスクがあり、鉛は神経系に影響を与え、子どもの知能発達遅延や妊婦の早産リスクを増加させる。 - 基準値超過
カドミウムが97.4倍、鉛が最大7倍 - 検出日
2024年8月2日
SHEIN発がん性リスト⑨アクセサリー
- 製品
各種アクセサリー(ネックレス、イヤリングなど) - 検出物質
フタル酸エステル系可塑剤、鉛、カドミウム、ニッケル - 健康リスク
フタル酸エステルは不妊症のリスク。
鉛は神経系に影響。
カドミウムは骨軟化症、腎臓損傷。
ニッケルはアレルギー性皮膚炎。 - 基準値超過
フタル酸エステルは148倍 - 検出日
2024年8月2日
前回のアクセサリー・衣料品に加え食器や化粧品、衛生用品なども各国で検査の対象となったようです。
今回韓国・ソウル市で2024年6月11日~7月11日期間、ソウル市保健環境研究院と外部専門機関が商品の衣類、化粧品、食品容器、衛生用品など計330件を検査しました。
対象は『シーイン(SHEIN)』『テム(Temu)』『アリエクスプレス(AliExpress)』『アリエクスプレス(AlieExpress)』などです。
この中の、『シーイン(SHEIN)』で販売される女性用パンツ1件から発ガがん物質であるアリールアミンを検出しました。
韓国の基準値は30mg/kgだそうですが、女性用パンツからは2.9倍の87.9mg/kgが検出された、と公表しました。
SHEIN下着に発ガン性物質
Temu食器に発ガン性物質カドミウムひどすぎるな。これでも買う? pic.twitter.com/AKYPUIYES1
— ふじねこ 🐾 (@pcmE43T8XqyYpjy) July 23, 2024
グリーンピース・ドイツもオーストリア、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスのSHEINのウェブサイトから衣料品など47点を購入し検査を実施。
男性・女性・子ども・幼児向けの衣服や靴など47点を独立研究機関で分析したようです。
靴からは非常に高いフタル酸エステル類が検出され、子ども用衣類から、ホルムアルデヒドが含まれ、こちらもEU規制値を超える有害化学物質が検出されています。
さらにカナダ・トロント大学で実施された検査結果で、sheinの子供用ジャケットから許容される鉛の限度の約20倍が含まれていたことを発表しました。
カナダ保健省では含有量が高いことでリコールを行ったと発表がありました。
現状日本では検査が行われていないのですが、ECサイトで購入の際は海外の情報・検査基準など参考にするのが良いですね。
SHEIN発がん性アクセサリーのリスクは?
SHEINだけではなくECサイトから購入したアクセサリーにカドミウム・鉛が検出されており発がん性のリスクがあります。
2024年4月に大きく注目を集めた『アリエクスプレス』・『テム』のアクセサリーからのカドミウムや鉛などが各国の基準値を大きく超えて検出されています。
当時見つかったカドミウムや鉛は基準値の10倍~700倍と非常に怖いですよね。
カドミウム
カドミウムとは鉱物中や土壌中などに天然に存在する重金属です。
土壌・水など生活の中に広く存在するため、米、野菜、果実、肉、魚など多くの食品に含まれています。
人に対する経口致死量は350~3,500mg/推定で、成人に対して影響を及ぼさない量は3mg/人です。
日本ではカドミウムの1日摂取量の約4割が米から摂取と推定されています。
カドミウムが使用されているものは、メッキ・顔料・電池・テレビのブラウン管・合金・化学試験材料塩化ビニル樹脂安定剤等と日常生活で目にするものが多いですね。
カドミウムの摂取で有名な病気として4大公害とのひとつ、『イタイイタイ病』です。
大正時代に神岡鉱山(岐阜県飛騨市)から排出されたカドミウムが神通川の水や流域を汚染し、多くの作物の汚染につながりました。
わずかな動きでも骨折してしまい患者が『いたい、いたい』と泣き叫ぶことからイタイイタイ病とつけられています。
カドミウム皮膚への影響
アクセサリーであれば口に入れることはほぼないと思いますが、肌に直接触れることになりますよね。
皮膚にカドミウムが接触した場合、皮膚炎・発赤・痛みが伴います。
皮膚を速やかに洗浄すること。
気分が悪い時は医師を呼ぶこと。
脱いだ衣類を再使用する前に洗濯し汚染除去すること。
水で数分間、注意深く洗うこと。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
速やかに口をすすぎ、医師の診断を受けること。
吸入した場合:粉じん、煙霧を吸入すると、咳、頭痛、胸痛、呼吸困難、発熱、めまい、気管支炎、肺水腫。
「注」:肺水腫の症状は 2~3 時間経過するまで現われないことがしばしばあり、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。12~36時間の潜伏期間をもつこともある。
皮膚に触れた場合:皮膚炎、発赤、痛み。引用:厚生労働省
※アクセサリーの場合ではなく工場など職場で扱う量を基準としている情報です。
万が一格安アクセサリーで発赤・痛みなどが出た場合、着用を中止して病院で診察を受けてくださいね。
SHEIN発がん性の化粧品のリスクは?
シーイン(SHEIN)やアリエクスプレス(AliExpress)のリップ・チークから黄色ブドウ球菌が検出、皮膚感染するととびひなど症状が出ます。
またネイル製品から、ニッケルや発がん性物質のジオキサンが検出されました。
黄色ブドウ球菌
- 皮膚感染すると、とびひなどの発疹・火傷のように皮膚が剥がれたりなどの症状がみられる。
- また、肺炎、心内膜炎、骨髄炎を引き起こすこともある。
ニッケル
- 有名な金属アレルギーの一種
- 湿疹や赤み、かゆみ、水ぶくれや腫れなどさまざまな症状を伴い、触れた部分に症状が出る。
ジオキサン
- 吸入により、めまい・頭痛・吐き気・嘔吐・咽頭痛・腹痛・眠気・意識喪失の症状 が起こる。
肌や爪に直接塗るものなので非常に怖いですよね。
特にチークやリップから検出されている黄色ブドウ球菌ですが手作りされた料理から検出され、食中毒のイメージです。
また毎日使うスマホからも黄色ブドウ球菌は検出されますよね。
化粧品もほぼ毎日肌に直接つかうものなので格安ECサイトで購入する際は注意してください。
SHEIN発がん性スマホケースのリスクは?
SHEIN発がん性スマホケースは今回各国の検査には含まれていませんでした。
韓国ソウル市をはじめとする調査においても、スマホケース自体から直接的な健康リスクが確認されていないため、現状では他の製品と比較してリスクが低いとされています。
しかし、検査は限られたサンプルを対象に行われており、すべてのスマホケースが安全であるとは限らないため、注意が必要です。
SHEINのスマホケースは、プラスチックやシリコンなどの素材で作られており、これらの素材は通常、日常的に使用されるものです。
ただし、同じ素材が使用されている他の製品(例えば子供用の玩具やアクセサリー)では、フタル酸エステル系可塑剤、鉛、カドミウムといった有害物質が検出されています。
このため、スマホケースも類似のリスクを抱えている可能性があります。
口に直接入れたり、ずっと肌につけているわけではありませんが、日常的に触る機会も多いアイテムです。
なるべく安くてかわいくても何が使われているかはっきりしないものは注意が必要ではないでしょうか。
SHEIN発がん性子供服のリスクは?
SHEINの子供用衣類から検出されているホルムアルデヒド・鉛のリスクについてまとめました。
- 非政府の自然保護・環境保護団体の『グリーンピース』が独立研究所で分析した結果、子供衣料品からEU規制値を超える、ホルムアルデヒドが検出される。
- カナダ・トロント大学で実施された検査結果で、sheinの子供用ジャケットから許容される鉛の限度の約20倍が含まれていた
ホルムアルデヒドは皮膚障害、呼吸器障害、発がん性などがあります。
しかし日本ではホルムアルデヒドについて、『発がん性物質には該当していません』
というのも洋服のシワの防止加工に利用されている物質の為おそらく子供服だけではなく販売されている洋服から検出される可能性はあります。
さらには家具や住居の接着剤として利用されています。
もちろん日本でも安全の基準値があり、過剰に超えれば人体に影響もあります。
ホルムアルデヒドは日本でも過去に問題視された『シックハウス症候群』です。
ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドはヒトの粘膜を刺激するため、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質です。
室内での主な発生源は「合板」です。住まいには壁、天井、押入、床フローリングなど多くの場所に合板が使用されています。また、タンスや食器棚など木製家具にも多く使用されています。最近の建材は、ホルムアルデヒドの使用を抑えているため、放散量自体それほど多くありません。しかし、数年前まで樹脂や接着剤の原料として広く使用されていたため、10年以上経っても放散が続くことがあります。
引用:東京都保険医療局
シックハウス症候群、当時話題となった記憶があります。
- 目がチカチカする
- 涙が出る
- 鼻水が出る
- のどの渇き・痛みやせき
言葉や文章でみると目がチカチカする以外はほぼ風邪のような症状でわかりにくいですよね。
当時シックハウス症候群のニュースを視聴していましたが、上記の通りの症状ですが非常に状態が重度でした。
衣料品についてホルムアルデヒドは水に溶けやすいため、水通し、洗濯をすることで安全に着用が出来ます。
衣料品に関してはここまで人体に影響が出るとは考えにくいのではと考えていますが、今後日本の基準が変わる可能性もあります。
鉛について
鉛についてもカドミウムと同様で自然の中、生活の中にかなり含まれています。
鉛というと鉛中毒です。
脳・神経・腎臓・肝臓・血液など、体の様々な部分に影響を与えます。
衣料品についてホルムアルデヒドは水に溶けやすいため、水通し、洗濯をすることで安全に着用が出来ますが鉛については個人的にも危険と思います。
どこで購入するにしても十分に注意したいですね。
SHEIN発がん性衣料品リスクは?
SHEINの衣料品・靴から発がん性物質が検出、特に女性用下着からアリールアミンという膀胱がんリスクを高める物質が注目されています。
今回、リップ・チークと同様に大きく注目を集めている女性用下着から検出されたアリールアミンは膀胱がんのリスクを高める物質です。
アリールアミンとは衣料の染色に使われる化学物質だそうです。
今回は韓国の基準値30mg/kgの2.9倍超過、87.9mg/kgが検出されています。
世界保健機関(WHO)で、人体発がん物質(グループ1)に分類され特に膀胱がんリスクのあるとされ、下着から検出されるのは非常に恐怖を感じますよね。
こちらもやはり国外での検査、検出となっているので今後日本ではどういう扱いとなるのか気になるところです。
かわいい下着もかなり多いですが、ECサイトで購入するのは少し考えたほうが良いかもしれません。
SHEIN発がん性ペット用品のリスクは?
SHEIN発がん性ペット用品のリスクですが、今回の検査に入っていないため現時点では不明です。
食品容器検査でホーロー食器から発がん性物質カドミウムの検出がありました。
今回は人が使う食品用食器ですが、ペット用の食器から見つかる可能性も非常に高いのではないかと考えます。
またペットも人と同様で、高濃度のカドミウムが含まれたものを摂取し続けると腎臓障害を引き起こす可能性があります。
ペットも家族です。
人と同様にペットに影響がないものを選ぶことが大切ですね。
SHEIN発がん性どれ?スマホケースやアクセサリー・子供服など有害物質一覧まとめ
SHEIN発がん性どれ?有害商品一覧まとめ
→衣服・靴・化粧品・食品容器・衛生用品などがある。
SHEIN発がん性アクセサリーのリスクは?
→カドミウム・鉛が検出され、危険性が高い。
SHEIN発がん性の化粧品のリスクは?
→黄色ブドウ球菌が検出され、皮膚炎・発赤・痛みなどを引き起こす可能性がある。
SHEIN発がん性スマホケースのリスクは?
→今回、各国の検査では含まれていないようですが、アクセサリー同様ではないか。
SHEIN発がん性子供服のリスクは?
→ホルムアルデヒドが検出されるが、ホルムアルデヒドはシワ伸ばしに使われている。
SHEIN発がん性衣料品リスクは?
→女性用下着からアリールアミン検出、膀胱がんの危険性がある。
SHEIN発がん性ペット用品のリスクは?
→各国の検査で検査項目に含まれていないが、食品容器(人用)検査でホーローからカドミウムが検出されている。
今回はECサイト中心に記載しましたが、SNSではECサイトで購入した商品をフリマサイトで販売している場合があると目にしました。
ECサイトだけではなくフリマサイトの購入にも注意していきたいですね。