『utilitas』は、定規や水平計、コンパス、虫めがねといったいざというときに役立ちそうな15の機能を備えた、便利なお役立ちアプリです。
すっきりとしたインターフェースです。
それでは、各機能を解説していきます。
Numbers
数字の辞書です。
入力した数字を、英語、イタリア語、スペイン語、フランス語に訳してくれます。
混同しやすいローマ数字への変換もしてくれます。
これらの言語での数字の数え方は普通知らないと思いますが、たしなんでおきたいところです。
DateCalc
日数計算機です。
始点と終点の日にちを指定すると、日数を表示してくれます。
また、メニューボタンから「DateCalc」をタップすると、n日後が何月何日なのかを教えてくれるモードに切り替わります。
起算する日にちと日数を指定すると、年月日を表示します。
月をまたいでしまうと、日数はアバウトになりがちです。
たとえば、「8月までにやせる!」と目標を決めたとき、あと何日間あるのかという具体的な計画が立てられますね。
Stopwatch
ストップウォッチです。
コンマ0秒まで表示します。
「Stop」をタップすると止まりますが、再度「Start」をタップすると、続きから計測をスタートするので、断続的な計測ができます。
計測中、別のアプリを使用しても通知バーに常駐して、計測し続けます。
Timer
タイマーです。
セットした時間が来ると音とバイブレーションで通知します。
メニューからカウントダウンモードに切り替えられ、時刻をセットすると、カウントダウンを始めます。
こちらも、実行中は他のアプリを起動しても実行し続けます。
Compass
コンパスです。
正確さは端末の性能に依存します。
通信状態が悪く、地図がダウンロードできない場合などで役立ちそうですね。
Torch
簡易電灯です。
端末の画面を発光させるのですが、明るさはじゅうぶんで、暗闇でも文字が読めるほど。
メニューボタンか、カメラボタンがON/OFFのスイッチになります。
SpiritLevel
水平計です。
通常、背面に凹凸のある機種では、机に置いた状態でも正しく図ることはできませんが、簡単な測量に使えます。
縦軸と横軸をセンサーで測って表示してくれます。
Random
乱数を生成します。
最少数と最大数をしていします。「Generate」をタップすると指定した範囲の中でランダムに数字を発行します。
同じ数字は発行されないので、ビンゴゲームなどに使えます。
リセットすれば簡易的なサイコロとしても使えます。
Lens
カメラのズーム機能を利用したレンズです。
中央の○をタップするとピントを自動調整します。
拡大、縮小も操作できて、細かい部分の確認などに重宝します。
Converter
長さや面積などをいろいろな単位に変換します。
フィートや、ヤード、マイルなどで表記されているものを見ると、いつもピンときませんが、これがあればなじみのある単位にすぐ直せます。
Sun
指定した年月日の日出、日没と日照時間を調べます。
下部に日没前の夕暮れ時の時間帯を表示していますが、英語なので訳します。
Twilight たそがれ時 夕方
Astronomical 天文学上の
Nautical 海上の
Civil 国内の
Official 公式の
Ruler
定規です。
センチとインチの定規が用意されています。
Android端末は、機種ごとに画面の大きさや解像度が異なるので、初回だけメニューボタンから「Calibration」をタップして、実物の定規を使って実際の長さに調整します。
定規を使いたいのに近くにないということは、生活の中でたまにあることだと思いますが、このアプリがあれば安心です。
Discount
割引き計算機です。
価格と割引率を指定すると、値引きされた額と支払う金額が表示されます。
なかなか暗算はできないものです。買い物の時に重宝しそうです。
Protractor
分度器です。
普通の分度器としてももちろん使えますが、フリックで2本の線を動かしてその角度を表示してくれますので、測りづらい形状をしたものにも対応できそうです。
他に、時刻を表示するだけの時計機能がありますが、説明は省きました。
頻繁に使うわけではないけれど、たまに唐突に必要になるツールばかり。
このアプリは現在のバージョンで344kと軽量ですし、インストールして邪魔にならなさそうです。
シンプルで多機能な転ばぬ先の杖アプリでした。